強力な磁石と電磁波を利用して体内の状態を断層画像として観察する非侵襲的な方法であり、特に脳や脊椎、四肢、骨盤内の器官における詳細な診断に優れています。オープンMRIシステムは、従来の閉鎖的な機械と比べて閉所感や騒音を軽減し、患者様の心理的な圧迫感を減らしています。これにより、閉所恐怖症などで検査を受けるのが難しかった患者様も、快適に検査を受けられるようになりました。介助者の同伴も可能であり、高齢者や小さな子供でも安心して検査を受けることができます。また、従来のX線撮影では描出されなかった軟部組織などの詳細な観察が可能であり、より正確な診断に貢献しています。

DEXA法は、二重エックス線吸収法として知られており、2種類の異なるエネルギーのX線を用いて骨と軟部組織の吸収率の差から骨密度を測定する方法です。
その測定精度と迅速性から、腰椎（腰の骨）と大腿骨頚部（足の付け根）の骨密度を正確に測定するスタンダードな方法として広く利用されています。

超音波検査（腹部エコー）は、手のひらサイズの機械から高周波の音波を体内に送り、その反射波から臓器の状態を調べる検査です。音波を使用するため、ストレスや痛みはなく、放射線被ばくの心配もありません。この検査では、肝臓、胆道、膵臓、腎臓、脾臓、腹部大動脈などの臓器の状態を評価し、がんや脂肪肝、胆石、胆のうポリープ、腎結石などの疾患を発見することができます。

心臓超音波検査（心エコー）は、心臓の動きや大きさ、心臓内の血流方向や速度などをリアルタイムで観察し、循環器疾患の診断に役立つ非侵襲的な検査です。痛みを伴わず、心筋梗塞症、弁膜症、心房血栓、心臓腫瘍、心筋症、先天性の心臓病などを診断することができます。